2022.10.24番組情報株式会社継ぐプレゼンツ『ツナグよ継なげ～！！』

毎週木曜日11:00〜11:55OnAir

世界中に溢れる素敵な音色と共に日々の暮らしをゆるりと奏でるミュージックツリー。

毎週、素敵なゲストをお迎えして楽しいお話を伺っています。


10月27日のゲストは
株式会社鹿田産業
代表取締役社長 鹿田和正さんです。

〜プロフィール〜

八女郡広川町出身
大学卒業後、外資系電機メーカーへ8年勤務
家業へ転職。
現在、株式会社鹿田産業の 訳あって7代目 代表取締役です。
訳あってというのは、大正元年創業の110年の歴史のわりに、7代目は多いという意味です。
 
株式会社鹿田産業は、八女すだれという福岡県知事指定特産民工芸品の織元です。
弊社のすだれは、室内用のみを生産しており、神社仏閣用の御簾と言われる、結界を表すすだれを創業時より作っています。
御簾は、結界の中でも一番ご神体に近い場所なので、一番高貴なものだと思っています。
工芸品である八女すだれの竹材は、八女地域はもちろん、九州全域の竹を使用しています。
昭和時代までは、住宅のお座敷に掛けるお座敷すだれの需要があり百貨店などで販売しておりましたが、現在は、住宅用の需要は、減少してしまっているので、旅館やホテル、飲食店などの商業施設用に特化して生産しています。
商業施設用のすだれは、もっぱらインテリアデザイン用として建築家やインテリアデザイナーに使って頂くため、窓周りや間仕切りで使うのが多いです。しかし、海外では和の素材というより、天然の竹の織物という概念で、天井装飾として布のように垂らしたり、ロール状に吊ってオーロラのようにデザインした使い方をして頂いています。
ホームページのに施工例を掲載しています。
とくに、ここ2,3年コロナの直前に、海外展開を開始して、サスティナブルな素材としてSDGsを意識が高い欧州を中心に、ホテルやハイブランドのショップなので、内装材として使いたいという要望が増えてきました。
国内でも、隈研吾さんのように天然素材を多用するデザインには、弊社のすだれを使ってもらう事が増え、近年ではエースホテル京都、星野リゾート別府や湯布院などで施工しました。
10年以上隈研吾設計事務所の指定製品としていろいろな物件に導入した例が国内外にあるのですが、その施工例を一堂に見れるショールームへ改装中です。隈研吾デザインの、サスティナブルな竹すだれ材や籐素材を使った次世代のホテル空間というコンセプトです。

鹿田産業ホームページ
https://shikada.co.jp/